丈詰めの作業に入る前に最も時間をかけるべきなのが、「何センチ切るか」のサイジングです。ここを見誤ると、全体のバランスが崩れて着用頻度が落ちてしまいます。
体型を最も美しく見せるTシャツの着丈の黄金比は、性別やボトムスの形状によって異なります。
【メンズの黄金比目安】
・標準丈:ベルトの位置が完全に隠れ、お尻の上部1/3程度にかかる長さ(総丈68〜72cm前後)。
・ショート丈・ボックス:ベルトのバックルがちょうど隠れる程度の長さ(総丈64〜67cm前後)。ワイドパンツとの相性が抜群です。
【レディースの黄金比目安】
・クロップド丈:ウエストの一番細い位置、またはおへそが隠れるライン(総丈45〜50cm前後)。脚長効果が最大化します。
・リラックス丈:ヒップの頂点よりやや上で止まる長さ(総丈58〜62cm前後)。
Tシャツの丈詰めで失敗しないコツは、「平置き」だけで長さを決めず、必ず一度着用して鏡の前で裾を折り返しながらピンで仮留めし、座ったり腕を上げたりして動きを確認することです。
どうしても自分での作業に不安がある場合や、裾のステッチ(カバーステッチ)を既製品同様に再現したい場合は、専門店へ持ち込むのが一番です。Tシャツの着丈詰めのお直し料金は、街のリフォーム店(マジックミシンやビック・ママなど)で1,500円〜3,000円程度が相場となっています。原型のステッチ仕様を残す「裾移植」やスリットの再構築を依頼する場合は追加料金がかかることもあるため、持ち込み時に店頭で仕上がりイメージをすり合わせるのがスムーズです。