優待だけでなく、インカムゲインを重視する投資家にとって11月決算企業は魅力的な選択肢です。日本企業の多くが採用する3月・9月決算とはサイクルがズレているため、配当金が入金される時期を分散させるポートフォリオ戦略としても機能します。
代表格であるトーセイ(8923)は、不動産流動化や開発、ファンド事業などを展開する総合不動産企業です。安定した業績拡大とともに積極的な株主還元を打ち出しており、配当利回りは市場平均を大きく上回る高水準を維持しています。さらに一定以上の保有で自社運営ホテルの割引宿泊券がもらえる優待も併設されており、インカムと優待の両取りを狙える銘柄です。
高配当株を精査する際は、単に利回りの表面的な数値の高さだけでなく、企業の配当性向や過去数年間の減配リスクの有無、営業キャッシュフローの健全性を確認することが失敗を避ける鉄則です。権利直前に過熱感から株価が高騰している場合は、権利落ち後の値下がりによってトータルリターンがマイナスになる恐れもあるため、冷静な買い場の見極めが求められます。