現在、阿部家には3人の子供(長女・次女・長男)がいる。グラウンドで見せる険しい表情とは対照的に、家庭での阿部監督は子供たちの健やかな成長を心から喜ぶ優しい父親だ。
とりわけ注目を集めるのが、父親と同じ道を歩み始めた長男の存在だ。幼い頃からプロの第一線で戦う父親の背中を見つめて育った長男は、自然と野球の面白さに魅了されていった。自身が経験してきた侍ジャパンやワールド・ベースボール・クラシック(WBC)といった世界最高峰の舞台の厳しさを知るからこそ、安易に甘やかさない。それでも休日には一緒にキャッチボールを行い、身をもって野球の深みを伝えている。次世代へと受け継がれる野球への情熱は、家族の新たな希望となっている。