「生理中だから自分へのご褒美」と口にしがちな食品の中に、痛みを悪化させる決定的な要因が潜んでいるケースは少なくありません。ネット上で囁かれる噂の医学的根拠を検証します。
1. 生理痛の時にチョコレートはなぜダメなのか?
生理中に無性に食べたくなるミルクチョコレートですが、一般的な板チョコには大量の白砂糖と植物油脂が含まれています。白砂糖は急激な血糖値スパイクを引き起こした後に冷えを誘発し、骨盤内の血流を著しく悪化させます。
また、カカオに含まれる「チラミン」という成分には血管を収縮させる作用があり、その後の反動で血管が急拡張する際にズキズキとした拍動性の偏頭痛を引き起こすリスクがあります。さらに、チラミンや過剰な脂質は子宮の収縮を過敏にするため、下腹部痛を強める引き金になります。どうしてもチョコレートが食べたい場合は、白砂糖不使用のハイカカオタイプを1〜2片ゆっくり味わう程度に留めるのが鉄則です。
2. カフェインを控えるべき決定的な理由
コーヒー、エナジードリンク、濃い緑茶に含まれるカフェインには強い「末梢血管収縮作用」と「利尿作用」があります。毛細血管が収縮すると骨盤周辺の血流が滞り、プロスタグランジンが局所に蓄積して痛みが長期化します。また、利尿作用によって体を冷やす原因にもなるため、生理中の常用は避けるのが賢明です。
3. その他に控えるべきNG食品群
- ファストフード・スナック菓子:酸化した油やトランス脂肪酸、過剰なリノール酸は体内の炎症反応を促進し、プロスタグランジンの合成を増大させます。
- 過度な冷たい飲食:アイスクリームや氷入り清涼飲料水は内臓を直接冷却し、子宮周囲の筋緊張を高めます。
- 過剰なアルコール:代謝の過程で大量の水分とマグネシウム・亜鉛を消費し、翌朝のむくみと頭痛、貧血症状を深刻化させます。