近年の映画音楽や劇伴における彼のドラミングは、スクリーン上のドラマを劇的に引き上げる起爆剤として機能してきた。
社会現象を巻き起こした『劇場版 呪術廻戦 0』の主題歌「一途」では、息をつく暇もない超高速ビートでキャラクターたちの命懸けの疾走感を音像化。重厚なストリングスと激しいギターリフの狭間を、鋼のようなスネアと緻密なシンバルワークで駆け抜け、映画の緊張感を極限まで高めた。
一方で、細田守監督の映画『竜とそばかすの姫』のメインテーマとなった「U」では、祝祭感に満ちたマーチングビートとトライバルなリズムを提示。巨大な仮想世界が幕を開けるダイナミズムを、圧倒的なスケール感のドラムロールで描き出してみせた。映像の感情曲線に寄り添いながら、楽曲単体としても規格外の破壊力を持たせる手腕は、映画関係者からも絶大な信頼を獲得している。