大金を手にした者はみな幸せになるのか。海外の事例を含め、高額当せん者のその後の人生は必ずしもバラ色とは限らない。急激な金銭感覚の麻痺、寄付の打診や親族からの集金要求、人間不信へと陥るケースは後を絶たない。
しかし日本国内の取材では、静かに堅実な生活を維持するスマートな当せん者も増えているという。早期リタイア(FIRE)を果たし、自己投資や趣味、静かな地方移住を選択する人々だ。当せん金を増やすための投資に回す者もいれば、あえて散財を避け日常の質を少し上げる程度にとどめる者もいる。大金という武器をいかにコントロールできるか、個人の人間性が試される瞬間と言える。