パソナグループの創業者である南部靖之代表と竹中平蔵氏のタッグは、単なる経営者と学者の枠を超えた強固な信頼関係に基づいていました。「雇用創造」を企業理念に掲げ、硬直化した日本型雇用(終身雇用・年功序列)の打破を訴えていた南部氏にとって、サプライサイド経済学を信奉し労働市場の流動化を説く竹中氏は、まさに理論的支柱でした。
南部氏の卓越した構想力と政治・財界人脈に、竹中氏の持つ国際的な知名度と政策提言力が合体したことで、パソナは単なる派遣会社から総合ソリューション企業へと飛躍を遂げました。特にパソナグループの淡路島移転の経緯においても、竹中氏が持つ国家戦略特区諮問会議などでの知見や地方分散型社会の理念がプロジェクトの後押しとなったことは紛れもない事実です。