この楽曲を語る上で欠かせないのが、歌声合成技術の進化がもたらした奇跡的なリアリティだ。本作でボーカルを務めたのは、株式会社インターネットが開発・販売を手がけたソフトウェア「GUMI」の英語音源ライブラリ「Megpoid English」である。
声優・歌手の中島愛のクリアで感情豊かな声質をベースに、ヤマハ株式会社が誇るVOCALOIDエンジンの精緻な発音制御が見事に噛み合った。従来、英語ボカロ曲にありがちだった硬さや不自然なイントネーションを完全に払拭し、まるで生身のシンガーがマイクの前で息を呑み、叫んでいるかのような生々しい質感を獲得した。蝶々Pによる卓越した調声技術は、機械の歌声に確かな魂を吹き込んだと言える。