山上徹也のツイートを精読すると、一貫して描かれているのは特定の政治家に対する党派的イデオロギーではなく、「旧統一教会によって家庭と人生を完全に破壊された」という個人の凄惨な体験と強烈な復讐心です。
投稿内では、父親の自死後に母親が入信し、生命保険金や不動産売却代金を含む総額1億円以上の献金を行ったこと、その結果として2002年に自己破産へ追い込まれた事実が生々しく語られています。また、小児がんを患い失明していた実兄が自死したことに対する悲痛な叫びや、自身が大学進学を断念せざるを得なかった悔恨が、幾度となく綴られていました。
「安倍晋三元首相」への言及についても、手紙や供述と完全に合致しています。ツイートの中では、安倍元首相を「最も影響力のあるシンパの一人」と位置づけつつも、教団そのものへの打撃を与えるための手段として認識していた様子が読み取れます。決して国家転覆や政治改革を目指したものではなく、標的選定の動機がカルト教団への怨恨に起因していた事実が、本人のリアルタイムの筆跡から裏付けられています。