巣鴨の街を歩くと、古き良き煙突の風景とモダンなデザイナーズ建築が見事に調和していることに気づく。近年、区内の老舗銭湯が相次いで大規模なリノベーションを実施。宮造りの高い天井や富士山のペンキ画といった伝統的装飾を残しつつ、最新のヒノキサウナや深めの水風呂を完備したハイブリッド型店舗が増加した。
「昔ながらの常連さんと、サウナハットをかぶった若いお客さんが並んで湯船に浸かっている。この風景こそが今の巣鴨の魅力です」と、地元の浴場経営者は語る。伝統へのリスペクトと現代のトレンドが無理なく同居する空間が、幅広い層を引き寄せて離さない。