世界遺産・二条城の裏舞台!大政奉還の真相と本丸御殿の魅力徹底解剖

世界遺産・二条城の裏舞台!大政奉還の真相と本丸御殿の魅力徹底解剖

世界遺産・二条城の裏舞台!大政奉還の真相と本丸御殿の魅力徹底解剖の注目されている理由を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。

二条城屈指の見どころである国宝・二の丸御殿に足を踏み入れると、歩くたびに「キュッキュッ」と鳴り響く特徴的な床の音に包まれます。いわゆる「うぐいす張り」と呼ばれるこの仕掛けは、一般的に「忍びの侵入をいち早く察知するための防犯システム」として語られてきました。

しかし近年の建築構造の研究では、意図的な防犯装置というよりも、床板を支える「目かすがい」という金具と釘が経年変化で擦れ合って生じる摩擦音であることが判明しています。結果として侵入者の足音を周囲に知らせる役割を果たしたことは間違いなく、当時の精巧な木造建築技術が生み出した偶然の産物ともいえる防犯構造です。

御殿へ入る前に通る重要文化財「唐門(からもん)」の彫刻も見逃せません。極彩色で施された蝶、龍、虎、そして松竹梅の彫刻は単なる装飾ではなく、徳川の圧倒的な権勢と長寿繁栄を象徴するものです。さらに目を凝らすと、葵の御紋の上に天皇家を象徴する「菊の御紋」が重ね合わされた痕跡が確認できます。幕末から明治へと時代が激変した証拠が、門の細部に刻み込まれています。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。