長年ベールに包まれていた仁風林の存在が一気に世間に知れ渡る決定打となったのが、2014年5月に発生したCHAGE and ASKAのASKA(本名・飛鳥涼)氏の覚醒剤取締法違反容疑による逮捕でした。
ASKA氏と共に逮捕されたのが、当時パソナの関連会社に勤務していた栩内香澄美(とちない かすみ)氏です。捜査が進むにつれ、栩内氏が仁風林のパーティーで中心的な役割を担う契約社員であり、ASKA氏と知り合ったきっかけも仁風林での宴席であったことが判明しました。このASKA事件の経緯が報じられるや否や、メディアの追及は単なる芸能人の薬物汚染から、パソナが運営する秘密迎賓館の闇へと一気にシフトしていきました。
裁判や報道を通じて浮き彫りになったのは、仁風林が単なる社交場ではなく、特別な男女関係や違法行為の温床になりかねない閉鎖空間であったという事実です。パソナ側は薬物関与や不適切な関係を全面的に否定したものの、企業が運営する迎賓館でこのような重大事件の接点が生まれていた事実は、同社の社会的信用を大きく揺るがす結果となりました。