撤去された喫煙ブースのスペースは、現在どのように生まれ変わっているのか。SNS上では「座席が増設されたのか」「荷物置き場になったのか」といった推測が飛び交いましたが、新幹線喫煙ルーム跡地の活用における最大の目的は「防災インフラの拡充」です。
JR東海の公式発表によると、旧喫煙ルームの跡地は非常用飲料水配備場所として改修されました。具体的には、地震や台風などの異常気象によって列車が駅間で長時間停車した場合に備え、乗客に配布するための保存水パックや非常用アルミブランケット、簡易トイレキットなどが整然と格納されています。
実際に現地で確認すると、かつて灰皿や換気扇が設置されていたドア付きの個室は、強固な施錠扉を備えた「業務用保管庫」へと改装されており、一般乗客が立ち入ることはできません。外観上は目立たない構造ですが、車内の安全管理を根底から支える重要なライフライン拠点として機能しています。