歴史の角度から観察すると、また違った奥深さが見えてくる。この一帯を含む埼玉県ときがわ町周辺は、新一万円札の顔としても知られる渋沢栄一と深縁の地だ。渋沢は地域の産業育成と自然資源の活用に深い関心を寄せており、その思想は現代のまちづくりにも脈々と受け継がれている。
現在、埼玉県観光協会や日本政府観光局(JNTO)は、こうした歴史的ストーリーと豊かな自然を掛け合わせた高付加価値な観光産業の育成を推進中だ。国内外のトラベルジャーナリズムでも、単なる観光地めぐりを超えた「物語を体験する旅」として三波渓谷周辺が高く評価されている。