ここ数年のトレンドを語る上で外せないのが、80年代〜90年代に誕生したレトロキャラクターたちの鮮やかな復活劇だ。
マロンクリームやチアリーチャム、タキシードサム、ゴロピカドン。かつてファンシーショップを彩った彼らが、現代の洗練されたデザイン感覚で再解釈され、Y2K(2000年代)ファッションや平成レトロ文脈と結びついて再評価されている。当時のファンだった親世代と、それを「新鮮でエモい」と感じる子ども世代。二世代を巻き込んだグッズ展開は、アパレルブランドとのコラボレーションでも連日完売を記録する勢いだ。
一度ヒットしたキャラクターを使い捨てにせず、時代の波に合わせて何度も息を吹き返す。この奇跡的なライフサイクルの長さこそ、サンリオというブランドが持つ底力と言える。