気になるのは「本当に冷やすだけで効果があるのか」という点です。国内外の臨床試験では、特にタキサン系 爪障害 予防に関して極めて高い有効性が示されています。冷却を行わなかった群と比較して、重篤な爪剥離や変形の発生率が半分以下に激減したという報告が相次ぎ、日本がんサポーティブケア学会(JASCC)や米国臨床腫瘍学会(ASCO)の指針でも爪保護に対する冷却は高く評価されています。
一方、抗がん剤 手足 冷却 効果における「しびれ予防(末梢神経障害の抑制)」については、爪ほどの劇的な遮断効果ではないものの、客観的な自覚症状スコアの悪化を防ぎ、休薬・減量のリスクを有意に減らすデータが集積されてきました。がん化学療法 冷却療法 ガイドラインにおいても、確立された予防薬が存在しない現状において、圧迫療法(手術用手袋の二重装着など)と並んで前向きに検討される非薬物療法の代表格に位置づけられています。
かつて再発乳がん治療中に自らフローズングローブを考案・着用した患者の手記が契機となり、東京ベイ・浦安市川医療センターをはじめとする先進的ながん診療拠点病院で導入が加速した歴史があります。今日では爪障害による治療中断を防ぐ標準的なケアツールとして認知されています。