多くのラグビーファンが衝撃を受けたのが、2017-2018年シーズン終了後の現役引退発表でした。当時38歳。過酷なコンタクトが連続するトップリーグの最前線において、40歳近くまで第一線で戦い続けたこと自体が異例のタフさを示しています。
引退を決断した背景には、長年の激闘による満身創痍の肉体と向き合いながらも、「グラウンド上で自分が果たすべき役割をやり切った」という強い納得感がありました。また、自らがポジションを退くことで次の世代が台頭するスペースを作り、日本ラグビーの未来を担う後進たちにバトンを渡したいという指導者マインドの芽生えも大きな要因でした。
惜しまれつつもグラウンドを去った菊谷氏ですが、その引き際の潔さとプロフェッショナルとしての美学は、チームメイトやライバル選手たちから最大級の賛辞をもって受け止められました。