染色体とDnaの違いとは?遺伝子との関係と構造の謎を徹底解明

染色体とDnaの違いとは?遺伝子との関係と構造の謎を徹底解明

染色体とDnaの違いとは?遺伝子との関係と構造の謎を徹底解明に関する知りたいポイントを徹底的にまとめました。今すぐチェックことができます。

ヒトの1つの細胞核の直径はわずか約5〜10マイクロメートル(1ミリの100分の1以下)しかありません。しかし、その微小空間の中に、伸ばすと全長約2メートルにも達するDNAが一切絡まることなく収まっています。この驚異的なパッキングを可能にしているのが、ヒストンとクロマチンによる多層的な折りたたみ構造です。

二重らせん構造をとるDNAは、まず「ヒストン」と呼ばれる球状のタンパク質複合体に約1.65回転巻き付きます。この構造を「ヌクレオソーム」と呼び、電子顕微鏡で見るとまるで糸にビーズが連なったような形状をしています。このヌクレオソームがさらに規則正しくらせん状に折りたたまれて太い繊維状になったものがクロマチン(染色質)です。

ヒトの正常な細胞には、父親由来の23本と母親由来の23本を合わせた合計46本(23対)の染色体が存在します。その内訳は以下の通りです。

  • 常染色体(1番〜22番):男女共通で2本ずつペアになっている22対(計44本)。番号が若いほど基本的にはサイズが大きく、多くの遺伝情報を含んでいます。
  • 性染色体:性別を決定づける1対(2本)。女性は「XX」、男性は「XY」の組み合わせを持ちます。

この46本という本数は生物種によって厳密に決まっており、チンパンジーは48本、イヌは78本、エンドウマメは14本といったように種ごとに固有のセットを保持しています。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。