『世界がひとつになるまで』を語る上で欠かせないのが、歌唱と連動して披露される「手話」の存在です。リリース当時、音楽番組などでYa-Ya-yahのメンバーが笑顔で手話を交えてパフォーマンスする姿は、聴覚障害者と健常者を結ぶ架け橋として大きな反響を呼びました。
本作の手話は、単に歌詞の単語を機械的に置き換えたものではなく、日本語のニュアンスとメロディのリズムに自然にシンクロするよう工夫されています。教育現場や地域の合唱団で導入される際、特に印象的なキーフレーズの手話動作とその意味は以下の通りです。
①「世界がひとつになるまで」
両手で大きな円(地球・世界)を描き、胸の前で両手の手のひらを合わせる、あるいは指を組む動作を行います。「異なる人々が集まり、調和する」というインクルージョンの理念を視覚的に伝えています。
②「ずっと手をつないでいよう」
片方の手で握手を交わすように手を差し出し、もう一方の手としっかり重ね合わせます。孤立を否定し、絆を保ち続ける温かい意思を表す動作です。
③「まぶしい陽ざし」「あたたかい風」
顔の斜め上から光が降り注ぐ様子や、胸の前でふわりと空気を包み込むような柔らかい手の動きを用います。自然のぬくもりと希望を身体全体で表現します。
手話を覚える際のコツは、「動作を単なる振付ではなく言葉として捉え、感情を込めて視線を手の先に合わせること」です。指先の形だけに囚われず、歌詞が持つ「あなたを一人にしない」というメッセージを表情とともに伝えることが、見る者の心を打つ表現へとつながります。