1980年の調査ではAカップが全体の約58%を占め、Bカップと合わせると8割以上という時代が続いていました。なぜこれほどまでに劇的な数値の変化が起きたのか、昔と今の胸のサイズ変化の理由には主に3つの要因が存在します。
第1の要因は、食生活の欧米化と栄養状態の向上です。成長期における動物性タンパク質や脂質の摂取量が増加したことで、乳腺の発達や皮下脂肪の蓄積が促され、体格そのものが向上しました。
第2の要因は、骨格と体型の変化(アンダーバストの細体化)にあります。現代女性は昔に比べて身長が伸びた一方で、ウエストやアンダーバストが細い「欧米型のメリハリ体型」が増加しました。ブラジャーのカップ数は「トップバストとアンダーバストの差」で決まるため、アンダーが細くなればトップの寸法が同じでもカップ表記が1〜2段階上がります。
第3の要因は、下着の機能性進化とフィッティング意識の浸透です。脇や背中に流れていたお肉をカップ内にしっかりと収める立体成型ブラや脇高設計のインナーが普及したことで、専門店で正確にフィッティングを受け、本来の適正サイズ(以前より大きなカップ)を買い求める女性が増えたことも統計を押し上げた大きな要因です。