日本で一番大きい県はどこ?北海道ではない衝撃の理由と面積ランキング

日本で一番大きい県はどこ?北海道ではない衝撃の理由と面積ランキング

日本で一番大きい県はどこ?北海道ではない衝撃の理由と面積ランキングの真相や最新動向に迫る! 専門的な視点で紐解きます。

単なる数値上の広大さ以上に過酷なのが、現地で暮らす住民の生活実感です。岩手県の面積は四国4県の合計(約1万8,297㎢)の8割強を占め、関東地方に置き換えると東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県を一挙に束ねても岩手県1つに届きません。

実際に現地を取材すると、移動距離のスケール感は他県の常識を遥かに超越しています。内陸の中心都市である盛岡市から沿岸部の宮古市や釜石市へ移動する場合、山越えを伴う一般道ルートでは片道2時間以上を要することも珍しくありません。SNSや地域コミュニティの投稿では、次のようなリアルな嘆きが日常的に交わされています。

「県内の出張なのに片道120キロメートルを超え、もはや小旅行レベルの移動になる」「同じ岩手県内でも北部の二戸と南の一関では天気予報がまったく当たらず、雪の降り方がまるで別世界」

さらに切実なのが、広域医療と救急搬送の現場です。高次救急医療を担う大学病院や総合病院が盛岡などの拠点都市に集中しているため、沿岸部や過疎山間部からのドクターヘリ運航や救急搬送ルートの確保は生命に直結する課題です。広大な大地は豊かな森林資源や絶景をもたらす一方で、インフラ維持のための行政コストを肥大化させる要因にもなっています。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。