かつて女子レスリングの世界世界選手権で4度の金メダルを獲得し、世界最強の呼び声を欲しいままにした山本聖子。現役を退いてから月日が流れた今、彼女の戦場はマットの上から、メジャーリーガーである夫・ダルビッシュ有との渡米生活へと広がった。
華やかな表舞台の裏側には、言語や文化の壁、そしてタフな連戦をこなすアスリート家族ならではの苦労がある。過酷な移動スケジュール、試合後の精神的ケア、そして子どもたちの教育。彼女はそれらを一切言い訳にせず、正面から受け止めてきた。元世界女王だからこそ理解できる「アスリートの孤独とプレッシャー」。その深い理解に基づいたサポートこそが、現在のダルビッシュの躍進を支える最大のエンジンだ。