土曜日の午後10時。巨大な2層構造のループ橋を下りてパーキングエリアへ滑り込むと、そこはすでに異世界の熱気に包まれている。スカイラインGT-R、RX-7、スープラといった、かつて日本の黄金期を彩ったスポーツカーが整然と並び、外国人観光客がスマートフォンやプロ仕様のカメラを構えて群がっている。
ロサンゼルスから訪れたという20代の男性は、「幼い頃から『ワイルド・スピード』やゲームで見ていた景色がそのまま目の前に広がる。言葉にならないほどの感動だ」と瞳を輝かせる。SNSのアルゴリズムがこの場所の映像を世界中に送り届けた結果、東京旅行の「必須ルート」として完全に定着した。