天草北部・通詞島沖の海域には、約200頭の野生のミナミハンドウイルカが生息している。船のすぐそばでダイナミックなジャンプを見せる姿は迫力満点だ。イルカウォッチングの遭遇率が99%という驚異的な数字を誇る背景には、豊かな海底地形と小魚が豊富な生態系が存在する。
混雑を避けてじっくり観察したいなら、早朝の第一便か夕方の最終便を狙うのが鉄則だ。昼過ぎのピーク時間を外すだけで、まるで海を独占しているかのような感覚でイルカたちの息遣いを感じられる。出港拠点となる港の周りには、地元の船頭たちが営む案内所が点在しており、潮の流れやイルカの群れの動きを熟知したベテランの舵取りが旅の満足度を大きく左右する。