このジャンルのパイオニアとして絶対に外せない存在が、アマチュア写真家として脚光を浴びた西本喜美子だ。自らをゴミ袋に入れたり、バイクで転倒したかのようなセルフポートレートで世界中を驚かせた彼女のスタイルは、まさに自虐とコメディをアートへと昇華させた決定打だった。
日常のふとした滑稽さをユーモアへと転換するその感性は、海外メディアからも絶賛された。老いという重いテーマを笑い飛ばす無邪気さと鋭い視点は、SNS時代のバズ表現におけるマスターピースとして、今なお世界中のクリエイターに多大な影響を与え続けている。