健康被害の規模と症状の深刻さを受け、消費者庁および厚生労働省は迅速な対応を迫られた。本件は食品衛生法違反として扱われ、回収情報システムにおいて最も危険度が高い「CLASS1(食品リコール)」に分類された。
CLASS1は、重篤な健康被害や生命への危機が発生する恐れがある場合にのみ指定される最高レベルの警告区分だ。一般的な表示ミスや賞味期限の印字違いによる自主回収とは次元が異なる。国がこの判断を下した事実は、焼き菓子の腐敗がどれほど深刻な脅威であったかを物語っている。
行政は全国の自治体に対し、イベント出店者への事前指導の徹底と、一時的な販売形態における営業許可基準の再確認を指示。法制度の隙間を突くような野放しの販売形態に、法的なブレーキがかけられる契機となった。