「毎日丁寧に洗髪しているのに、なぜか痒みや乾燥が収まらない」——こうした悩みを抱える人は少なくない。日本皮膚科学会の研究発表でも指摘されている通り、過剰な洗髪や刺激の強い成分による「洗いすぎ」が、皮脂膜を破壊しているケースが目立つ。
皮脂は悪者扱いされやすい。だが実際には、外部の雑菌や乾燥から頭皮を守るバリア機能の要だ。これを強力な洗浄成分で削ぎ落とすと、皮膚は防衛反応としてさらに大量の皮脂を分泌する。結果として悪循環に陥り、微小な炎症が慢性化してしまうのだ。
さらに、紫外線による酸化ストレスや、スマートフォンの長時間利用に伴う頭部のコリも無視できない。これらが複合的に作用し、毛根の自律神経バランスを崩していく。