ねこが周囲にすみっこを譲り続けてしまう背景には、「誰かと争うくらいなら自分が引けばいい」という、極めて優しく自己主張が苦手な気質があります。しろくまやぺんぎん?、とんかつといったアクの強い仲間たちに囲まれるなかで、波風を立てないよう空気を読みすぎてしまう一面は、現代を生きる多くの読者の共感を呼んでいます。
そんな繊細なねこにとって、かけがえのない親友であり良き理解者が「ざっそう」です。「いつか憧れの花屋さんにブーケとして飾られたい」というポジティブな夢を持つざっそうに対し、ねこは毎日せっせと水をあげて大切にお世話をしています。時にはねこにかじられそうになりながらも、お互いを思いやり笑顔を交わし合う関係性は、すみっコぐらしの世界でも屈指の心温まるバディとして親しまれています。