購入当日の鮮度を活かしつつ、味のマンネリを打破するなら冷製アレンジが最適です。少し切り方や合わせ調味料を変えるだけで、ワインやビールが進む洗練されたバル風の一皿に仕上がります。
手軽かつ華やかなのが、かつおのたたきカルパッチョアレンジです。薄切りにした玉ねぎやベビーリーフを皿に敷き、そぎ切りにしたたたきを並べます。味の決め手となるかつおのたたきサラダドレッシングは、オリーブオイル大さじ2、レモン汁(または白ワインビネガー)大さじ1、醤油小さじ1、すりおろしにんにく少々、塩コショウを乳化するまで混ぜ合わせるのが黄金比です。粉チーズやブラックペッパーを散らせば、カツオの炙り香が洋風スモークのような奥行きをもたらします。
カフェ風の丼や前菜に仕立てるなら、かつおのたたきポキ風アレンジが群を抜いて人気です。たたきを1.5cm角のサイコロ状にカットし、同サイズに切ったアボカドとボウルで合わせます。醤油・ごま油各小さじ2、オイスターソース小さじ1、いりごまを和えるだけで、アボカドの植物性脂肪がカツオの鉄分を包み込み、まるでマグロのトロのような濃厚な口当たりに化けます。
柵の端に残った不揃いな部位には、包丁で細かく叩くかつおのたたきなめろう風が威力を発揮します。味噌小さじ2、刻んだ大葉3枚、長ネギみじん切り、生姜のすりおろしを身と一緒に粘りが出るまで叩くだけです。カツオの炙り皮が適度な食感のアクセントになり、アジのなめろうとは一味違う力強い酒肴が完成します。