シール貼りの作業は、基本的に「1枚あたりの単価×作業枚数」で報酬が計算される出来高制が採用されている。一般的な単価は、簡単なバーコード貼りや価格シールで1枚あたり0.5円〜1.5円程度、位置調整に精密さが求められるものや複数のシールを重ねて貼る工程では2円〜5円程度に設定されることが多い。
実際の作業ペースを検証してみよう。手元が器用な作業者が集中して作業を行った場合、1分間に約10枚〜15枚のシールを処理できるとされる。1枚1円の単価で計算すると、1分間で10円〜15円、1時間あたりでは600円〜900円の換算だ。ただし、これは作業のみに没頭している時間だけの計算に過ぎない。
実際の現場では、段ボール箱からの商品取り出し、シール剥がし、位置合わせ、完成品の検品、梱包作業、さらには不良品のカウントや報告書の記入といった周辺作業が発生する。これらを含めると、実質的な時給換算は400円〜700円程度に落ち着くのが現実的な数字だ。稼げる仕組みの裏には、単なる「貼るスピード」だけでなく、「作業環境の整理」と「周辺作業の手際」が大きく関わっている。