長らく語り継がれてきた悲劇の残光は、時を経て平成の劇場版で大きな昇華を迎える。『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』において、タックルは現代の映像技術とストーリーテリングで再登場を果たした。パラレルワールドの岬ユリ子を演じたキャスト陣の熱演は、かつての切なさを継承しつつも、門矢士(ディケイド)との交流を通じて新たな輝きを放った。
旧作へのオマージュを散りばめつつ、彼女が背負っていた悲壮感を現代的なアクション映画の文脈へと昇華させたこの作品は、古くからのファンだけでなく新しい世代にも衝撃を与えた。「タックルは単なるパートナーではなく、不滅の戦士魂そのものだ」というメッセージが、時代を超えて明確に示された瞬間だった。