制作を手掛けた日本テレビは、土曜の深夜という空白地帯に新しいエンターテインメントの形を持ち込んだ。それが、ゴシップと犯罪を過激にエンタメ化する新しいスタイルのワイドショーだった。硬い報道番組とは一線を画し、人間の業や欲望をストレートに描く手法は、当時のテレビ界に激震を与えた。
それまで事件の詳細や下世話なスキャンダルを独占していたのは新聞・出版業界、特に週刊紙や大衆紙だった。しかし、テレビ三面記事ウィークエンダーが音と動く映像で事件を「可視化」したことにより、紙面メディアの専売特許だったゴシップ消費の主役は一気にテレビへとシフトした。映像のインパクトは紙面を遥かに凌駕し、メディアのパワーバランスを根本から塗り替えたのだ。