一言に教員の服装と言っても、その担当教科や役割によって必要なスペックは大きく分かれる。連日グランドや体育館で指導を行う体育教諭の場合、汗や泥汚れに耐えうるハードな耐久性と、激しいデモンストレーションにも追従する高い伸縮性が絶対条件だ。耐摩耗性に優れた高密度ストレッチ素材や、プロのアスリート向けに開発されたハイエンドなスポーツウェアが好まれる傾向にある。
一方で、普段は教室での授業が中心で、清掃指導や清掃活動、移動時のみ着用する学校教員の場合は、着脱のしやすさと軽量性が重視される。ブレザーやジャケットの下に羽織っても違和感のない薄手のセットアップや、すっきりとしたシルエットのトラックパンツが好まれるなど、学校教育における役割に応じた選び分けが現場の知恵となっている。