王貞治の一本足打法はなぜ消えた?868発の真実と打撃理論の歴史

王貞治の一本足打法はなぜ消えた?868発の真実と打撃理論の歴史

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一本足打法を武器にプロ野球界の頂点に立ったのは王貞治氏だけではありません。歴代の強打者たちも、それぞれの骨格や打撃スタイルに合わせて一本足打法をアレンジし、偉大な足跡を残しました。

南海ホークスなどで通算567本塁打を放った門田博光氏は、小柄な体躯を補うために極限まで足を高く上げるフルスイングを確立し、40歳を超えてもホームラン王に輝く偉業を達成しました。また、中日ドラゴンズや阪神タイガースで活躍した大豊泰昭氏は、荒川博氏に直接師事して一本足打法を習得し、本塁打王と打点王の二冠を獲得しています。

一方、アメリカ・メジャーリーグ(MLB)においては、かつて一本足打法に対して懐疑的な見方が大半を占めていました。「足の上下動が大きい打法は、メジャー投手の動く速球(シンカーやカッター)に対応できない」と評されていたためです。しかし近年では、大谷翔平選手をはじめとするトップバッターが取り入れる「レッグキック(Leg Kick)」など、一本足打法の重心移動理論を現代風に再解釈した打法がMLBでも広く評価されています。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。