愛知のフリマシーンを語る上で欠かせないのが、その規模感とバリエーションの広さだ。港区の「ポートメッセなごや」で開催される超大型フリマでは、数百を超えるブースが一堂に会する。衣服、家電、インテリア、さらには自動車パーツに至るまで、ありとあらゆる生活物資が巨大展示館を埋め尽くす光景は壮観だ。
対照的に、中区の大須観音や歴史ある街並みの中で開かれる縁日フリマは、どこか懐かしい路地裏の空気感を漂わせる。骨董品やレトロな玩具、古布を手にする愛好家たちが、境内をのんびりと練り歩く。大型イベントの興奮と、下町情緒あふれる蚤の市の風情。この2つが目と鼻の先で共存している点が、愛知ならではの奥深さと言える。