食文化社会学および栄養生理学の観点から見れば、牛乳は「誰にとっても絶対的な善」でもなければ「一律に排除すべき悪」でもありません。自らの遺伝的体質と生活習慣を冷静に見極め、主体的に摂取を選択することが重要です。
牛乳を控えるべき・代替品を推奨する人
- 牛乳を飲むと高確率で腹痛・腹鳴・下痢・胃もたれが生じる人(乳糖不耐症の症状が明確な人)
- 皮膚の痒みや呼吸器症状など、アレルギーの疑いがある人(医療機関での検査を推奨)
- 慢性的な下痢や過敏性腸症候群(IBS)を患っており、低FODMAP(フォドマップ)食を実践している人
- 脂質や飽和脂肪酸の摂取量を厳格に制限している人
牛乳を上手に活用できる人
- 牛乳を飲んでも消化器系に一切の不調が出ない体質の人(ラクターゼ活性が維持されている人)
- 成長期の子どもや、効率よく手軽にタンパク質とカルシウムを補給したい高齢者
- 激しいスポーツやウエイトトレーニングを行い、迅速な筋グリコーゲン回復と筋合成を求めるアスリート