新大久保は本来、多様なバックグラウンドを持つ人々が共生し、独自の食文化やエンターテインメントを発信してきた活力ある街だ。しかし、路上売春の拡大は、地域コミュニティに深刻な影を落としている。
「子どもを夜間に一人で歩かせられない」
「客引きや見張り役の男たちがたむろしていて、店への出入りが妨げられている」
近隣住民や商店主たちからは悲鳴にも似た訴えが相次ぐ。観光地としてのブランドイメージ失墜を恐れる商業関係者と、平穏な日常を奪われた住民たちの怒りは限界に達しつつある。多国籍な街ゆえの包摂性が、皮肉にも違法行為の温床として悪用されている現実に、地域社会は苦渋の選択を迫られている。