新宿二丁目には、法律や明文化された規則とは異なる、コミュニティが長年培ってきた「暗黙のマナー」が存在します。この作法を理解して振る舞うことが、店側や他のお客から歓迎されるスマートな客になるための鍵です。
1. 店内や他のお客の無断撮影・SNS投稿は絶対厳禁
最も重大なトラブルに発展しやすいのが写真撮影です。店内にいる客の中には、職場や家族にセクシュアリティを公表していない人が多数います。許可なくカメラを向けたり、店内の様子が写り込んだ写真をSNSにアップロードする行為は、意図しないアウティング(本人の了承を得ずにセクシュアリティを第三者に暴露すること)に繋がりかねないため、極めて厳格に禁じられています。写真撮影は必ずスタッフに許可を取り、他人が写り込まない配慮を徹底してください。
2. プライベートの過度な詮索や値踏みは控える
「昼間は何の仕事をしているの?」「本名や住んでいる場所は?」といった個人情報を根掘り葉掘り聞き出す行為は無作法とされます。二丁目では源氏名やニックネームで呼び合い、肩書きや社会的地位を脱ぎ捨てて楽しむのが粋な過ごし方です。
3. 大声での騒ぎすぎや「観光客気分」の過剰な露出を控える
テーマパークに来たかのようなノリで騒いだり、スタッフに「オネエ言葉で喋って」「下ネタを言って」と過剰なステレオタイプを要求する態度は嫌悪されます。あくまで一人の人間同士として、節度あるコミュニケーションを楽しむ姿勢が求められます。
また、週末の深夜には界隈のクラブで大規模なゲイナイト・イベントが開催されることも多く、街全体がお祭りムードに包まれます。イベント時も同様に、各会場の入場レギュレーション(Men Onlyイベントか、All Welcomeイベントか)を事前にフライヤーや公式サイトで確認することが大切です。