新天町商店街の最大の魅力は、長年天神の胃袋を支えてきた老舗の飲食店や個性豊かな専門店の数々です。再開発に伴う一時休業や移転の可能性がある今こそ、足を運んでおきたい名店を厳選して紹介します。
1. 飛うめ(とびうめ)|出汁の香りが染み渡る極上の親子丼とうどん
1947年創業の老舗そば・うどん店。看板メニューの「親子丼」は、トロトロの絶妙な火入れ卵に甘辛い秘伝の出汁が絡み、中央に鎮座する生の卵黄がコクを引き立てる逸品です。柔らかくもちもちとした博多伝統のうどん、サクサクの海老天がのった「天ぷらうどん」も根強いファンを惹きつけてやみません。
2. 新天町倶楽部|岡本太郎の巨大壁画と味わう洋食ランチ
商店街関係者の食堂としてスタートしながら、一般市民にも広く開放されている隠れた名スポット。階段を上がると現れる芸術家・岡本太郎氏の巨大壁画「挑む」(1981年制作)は圧巻の一言です。名物のオムライスや日替わり定食、ビーフシチューなど、本格的な洋食メニューがリーズナブルな価格で提供されており、昭和のノスタルジーと芸術が交差する唯一無二の空間です。
3. 釜めしビクトリア|創業以来変わらぬ製法で炊き上げる伝統の味
1954年創業、九州初の釜めし専門店として知られる名店。鶏肉、海老、山菜、椎茸などが美しく盛られた釜めしは、注文ごとに一釜ずつ丁寧に炊き上げられ、蓋を開けた瞬間に芳醇な香りが広がります。底にできた香ばしい「おこげ」まで楽しめる贅沢な味わいは、世代を超えて愛され続けています。
4. 甘味処 みつばち|歩き疲れた体を癒やす手作り甘味
買い物の合間に立ち寄りたい甘味処。自家製の寒天と上質な小豆を使用した「クリームあんみつ」や、夏場の「かき氷」、冬場の「ぜんざい」など、季節ごとの甘味が揃います。静かで落ち着いた店内は、都会の喧騒を忘れさせてくれる憩いの場として親しまれています。