一目ゴム編みと二目ゴム編みの違いを完全解剖!プロが教える使い分け術

一目ゴム編みと二目ゴム編みの違いを完全解剖!プロが教える使い分け術

一目ゴム編みと二目ゴム編みの違いを完全解剖!プロが教える使い分け術に関する最新の話題を分かりやすく解説いたします。

「編み図の指定が二目ゴム編みになっているけれど、編みやすそうだから一目ゴム編みに勝手に変更しても問題ないだろう」という判断は、ニット制作における典型的な失敗原因の一つです。

第一の盲点は、ゲージ(目数・段数比率)の破壊です。二目ゴム編みは一目ゴム編みに比べて横方向への収縮テンションが強く働くため、同じ針サイズ・同じ目数で編み立てると、仕上がりの平置き幅が著しく狭くなります。セーターの裾部分で勝手に編み方を変更すると、裾が想定以上にすぼまってしまい、着用時にウエスト周りが極端に窮屈になるトラブルが頻発します。

第二の盲点は、目数調整の数学的破綻です。一目ゴム編みは「2の倍数」、二目ゴム編みは「4の倍数(往復編みの端処理を含めると4の倍数+2)」で設計されます。身頃のメリヤス編みからゴム編みへ移行する際、減目や増目を適切に計算して目数を合わせないと、端の目が表1目で途切れたり、脇のすくいとじで柄が合わなくなったりして、外見の美しさが著しく損なわれます。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。