本作の完成度を語る上で欠かせないのが、徹底したリアリズムへのこだわりと、キャスト同士の強い絆から生まれた数々のエピソードです。
CGなし!プロコーチ指導による3カ月間のバスケ合宿並み特訓
高校バスケの強豪校という設定を成立させるため、製作陣は代役スタントやCG合成に頼らない方針を採用しました。北村さん、小関さん、磯村さん、杉野さん、稲葉さんの男子キャスト陣は、クランクイン前の約3カ月間にわたりプロのバスケットボールコーチによる猛特訓を経験しています。
現場取材資料によると、特に小関裕太さんは「アメリカ帰りの孤高の天才」という役柄上、難度の高いドリブルやダンクシュートのフォームを徹底的に叩き込まれ、撮影合間も指角の感覚を確かめるようにボールを手放さなかったと証言されています。試合シーンの息をのむようなパスワークやディフェンスの攻防は、キャスト陣が流した本物の汗の結晶です。
土屋太鳳×北村匠海による限定ユニット「TAOTAK」と名曲『Anniversary』
本作の主題歌を担当したのは、土屋太鳳さんと北村匠海さんによるスペシャル音楽ユニット「TAOTAK(タオタク)」です。プロデュースを手掛けたのは、名プロデューサーとして名高い亀田誠治氏。ウカスカジーの名曲『Anniversary』を公式カバーし、透明感あふれるツインボーカルを披露しました。
二人は2011年のドラマ『鈴木先生』でクラスメイト役として共演して以来、互いにリスペクトし合う旧知の仲でした。当時の公式インタビューにおいて土屋さんは「匠海くんの声の表現力に引っ張ってもらった」、北村さんは「太鳳ちゃんの真っ直ぐな歌声が楽曲の持つ力を何倍にも広げてくれた」と述懐しており、7年ぶりの共演で結実した信頼関係が音楽面でも奇跡のケミストリーを生み出しました。