右季肋部の違和感や痛みは危険?肝臓・胆嚢のSosと受診目安を解説

右季肋部の違和感や痛みは危険?肝臓・胆嚢のSosと受診目安を解説

右季肋部の違和感や痛みは危険?肝臓・胆嚢のSosと受診目安を解説に関する疑問や疑問点を初心者にも親しみやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

医療機関の問診室や医療相談コミュニティ(Yahoo!知恵袋や患者コミュニティ)に寄せられる膨大なリアルな声を分析すると、受診に至る患者の多くが共通した「初期のつまずき」を経験している実態が浮かび上がります。

「脂っこいラーメンや焼肉を食べた深夜、決まって右のあばらの下あたりがキューッと締め付けられるように痛んだ」「最初は胃もたれだと思い込み、市販の胃腸薬を飲んで誤魔化していた」という証言は、胆石症の患者手記において枚挙にいとまがありません。実際に臨床現場の消化器内科医が耳にする訴えの筆頭も、食後の右季肋部痛です。脂質が十二指腸に達すると「コレシストキニン」というホルモンが分泌され、胆嚢を強く収縮させます。このとき出口に胆石が挟まっていると、内圧が急上昇して激しい疝痛発作を引き起こすのです。

さらに見逃されやすいのが、背部放散痛です。内臓の痛覚情報は脊髄を介して脳に伝達される過程で、右肩甲骨の内側や背中の右側に痛みとして投射されます。「頑固な肩こりや背中の筋膜炎だと思っていたら、実は胆嚢にぎっしり結石が詰まっていた」という症例は日常診療において珍しくありません。胃薬で痛みが治まらない、あるいは背中や肩に抜けるような痛みが同時に走る場合は、筋肉痛ではなく胆道系の器質的障害を強く警戒すべきです。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。