宇都宮二荒山神社の境内は、厳格な神事の場であると同時に、宇都宮ならではの地域文化とユーモアが美しく調和した空間でもあります。授与所で特に高い人気を集めている授与品・神事の実態をレポートします。
参拝者の間でSNSを中心に大反響を呼んでいるのが、宇都宮二荒山神社の餃子おみくじです。「餃子の街・宇都宮」にちなみ、焼き餃子や水餃子の形を忠実に再現した張り子の中に神籤が納められています。驚くべきは引き方の作法で、備え付けの「箸」を使って自ら餃子をつまみ上げる体験型の趣向が凝らされています。中には運勢のほか、金運・学業・健康などを象徴する小さな縁起物チャームが封入されており、旅の記念としても完成度の高い逸品です。
また、病気平癒や健康長寿の祈願として欠かせないのが、宇都宮二荒山神社のお守り「黄ぶな(きぶな)」です。宇都宮には江戸時代、天然痘が流行した際に「田川で釣れた黄色い鮒(ふな)を食べた病人が完治した」という言い伝えがあり、黄ぶなは無病息災・疫病退散のシンボルとして愛されてきました。愛嬌のある黄色と赤のフォルムが施された根付守や土鈴は、日々の平穏を願う参拝者に選ばれ続けています。
朱印巡りの愛好家にとっても、宇都宮二荒山神社の御朱印は見逃せません。力強い墨書の下野国一之宮御朱印(初穂料500円)に加え、季節の神事や例大祭、黄ぶなをあしらった期間限定の特別見開き御朱印(初穂料800円〜1,000円)が頒布されています。社務所の受付時間は午前8時30分から午後4時30分までとなっており、直書き対応と書置き対応の日程が公式案内で適時更新されているため、事前に確認のうえ訪問するのが確実です。