物語終盤の最大のクライマックスを担ったのが、ベテラン俳優・遠藤憲一の存在だ。彼が演じた広瀬秀太は、病院内で「謎の患者」として登場しながらも、実は諏訪野良太の実の父親であるという衝撃の事実が明かされていく。
過去に犯した罪と病魔に苛まれながら息子の成長を陰で見守る父親と、医師として、そして実の息子として葛藤しながら彼を診察する諏訪野。ふたりが交わした視線や沈黙の間の芝居は、視聴者の涙を誘った。玉森裕太と遠藤憲一という異色のタッグが生み出した濃厚なドラマツルギーは、本作の名シーンとして今なお語り草となっている。