「あの人は育ちが悪いから音がうるさい」と片付けがちですが、原因はそれだけではありません。実は、人間の骨格や歩き方の癖も大きく影響しています。特に、骨盤が後傾している人や、浮き指(足の指が地面につかない状態)の人は、歩くときに踵から強く着地するため、階下に響く重低音(重量床衝撃音)を発生させやすくなります。
さらに、日本の住宅構造の問題も無視できません。木造や軽量鉄骨はもちろん、コンクリート造(RC造)であっても、太鼓現象(床と天井の間の空気層が音を増幅させる現象)によって、想像以上の音が響くことがあります。つまり、本人は静かに歩いているつもりでも、建物の構造と歩き方の相乗効果によって、凶器のような騒音へと変換されているケースがあるのです。