ノーメイク志向の広がりは、メイクアップの技法そのものにも革命をもたらしている。完全に何も塗らない状態を目指すのではなく、素肌の美しさを最大限に活かすナチュラルメイクが新たなスタンダードとなった。肌のツヤ感を活かした薄膜の下地づくりや、最小限のコンシーラー作業で仕上げるスタイルが定着している。
また、専門的なアプローチを提供する美容皮膚科の現場でも変化が起きている。かつてのようなトラブル発生後の治療から、肌の基礎力を高めてトラブルを未然に防ぐ予防医学的なアプローチへの関心が高まっている。肌を力づくで覆い隠す時代は終わり、自分自身の素肌を健全に育てる時代へと完全にシフトしたと言えるだろう。