しかし、古い車に現代の電動システムを組み込むのは容易ではない。車種ごとに異なる重量バランス、限られたスペースへのバッテリー配置、そして何より「その車らしさ」を損なわない乗り味の調整が求められる。ここで活きているのが、長年培ってきた整備士たちの鋭い感性と技術力だ。
最新の3Dスキャナーで車体構造を解析しつつ、最終的なセッティングは熟練の職人がテストドライブを繰り返して決定する。デジタルとアナログの融合によって生まれるその乗り味は、大手の量産EVにはない「運転する楽しさ」に満ちていると、実際に試乗した顧客は口を揃える。