大手高校受験情報機関の最新データにおいて、筑波大学附属高校の偏差値は77と算出されており、お茶の水女子大学附属高校や開成高校、慶應義塾女子高校などと並び、東京都内のみならず全国の高校の頂点に位置し続けています。東京メトロ有楽町線・護国寺駅からほど近い緑豊かなキャンパスには、全国から知的好奇心に溢れた精鋭が集結しています。
大学進学実績に目を向けると、毎年のように東京大学へ30〜40名前後の合格者をコンスタントに送り出しており、京都大学や東京科学大学(旧東京医科歯科大学・旧東京工業大学)、さらには国公立大学医学部医学科への合格率も極めて高い水準を維持しています。私立大学においても、早稲田大学や慶應義塾大学への延べ合格者数は100名を超える規模に達するのが通例です。
ただし、ここで特筆すべきは、学校側が「大学受験のための補習」や「偏差値至上主義的な課外指導」をほとんど行わない点です。公式発表資料や生徒たちの証言によると、同校の授業は大学の教養課程に近いハイレベルな学問的探究が主流であり、教員は知的好奇心を刺激するナビゲーター役に徹しています。2026年においても、韓国のHana Academy Seoulで開催された国際シンポジウム(International Symposium)への生徒派遣や、衆議院第一議員会館でのアジア太平洋ヤングリーダーズサミット(HC-APYLS 2026)参加報告など、高校の枠組みを超えた高度な知的活動が日常的に行われています。東大をはじめとする難関大突破は、手取り足取りの指導の結果ではなく、高い地頭を持つ生徒同士が切磋琢磨する学習環境と、自学自習のカルチャーが生み出した副産物であるのが現場の実情です。