スマートフォンの画面越しに、24時間いつでも「推し」と繋がれる現代。投げ銭や双方向のリアルタイムコミュニケーションは、ファンに「自分がこの人を支えている」という強烈な当事者意識を植え付ける。しかし、この近すぎる距離感こそが悲劇の引き金だ。ある日突然、期待していた反応が得られなかったり、プライベートでのスキャンダルが報じられた瞬間、その親密さは一転して裏切りの感情へと変わる。
「貢いだ分だけ、自分には彼ら/彼女らをコントロールする権利がある」という錯覚。これが、現代的な愛憎劇の温床になっていることは疑いようがない。