認知症は高齢者だけの病気ではありません。65歳未満で発症する「若年性認知症」は、現役世代の仕事や家庭生活に甚大な影響を及ぼします。海外ではアクション映画界の名優ブルース・ウィリスさんが失語症から前頭側頭型認知症(FTD)へと進行したことを家族が公表し、世界的な関心を集めました。
働き盛り世代における認知症の初期症状は、単なる「うっかりミス」や「疲労・ストレスによる集中力低下」と誤認されやすい特徴があります。芸能人や著名人が明かした初期のサインには、以下のような共通点が見られます。
・段取り力の低下:これまで手慣れていた仕事の手順が急に分からなくなる
・見当識の乱れ:長年通い慣れた収録スタジオや駅への道順に迷う
・感情や性格の急激な変化:温厚だった人が突然怒りっぽくなる、あるいは過度な無気力状態に陥る
・視空間認知の異常:物の距離感がつかめず、物にぶつかりやすくなる
初期の段階で異変に気付き、心療内科や脳神経内科などの専門医を受診することが、その後の生活設計や進行を遅らせる治療において極めて重要です。